親知らずを抜歯して五日間。
まだ腫れがひきません。
顔の輪郭がいびつなまま、
今日はミュージカル『CHICAGO』を
観に行ってきました!
『CHICAGO』は大好きな作品の一つです。
欲にまみれたこの世界。
注目を集めるためならどんなウソでもつく。
殺人だってアクセサリーの一つ。
それが何か?
・・・というのが『CHICAGO』
人間のいやらしくて汚いところを
これでもかと体現してみせて、
でもそれがなぜか愛おしくてたまらない。
・・・というのが『CHICAGO』
昨年は宝塚100周年記念OGバージョンで
世界初・女性だけの『CHICAGO』を
観てきました。
このときは元男役トップスターたちの
色気に圧倒されまくり。
今年は本場ブロードウェイ『CHICAGO』の
看板女優アムラ・フェイ・ライトさんと、
マッサンでおなじみのシャーロット・ケイト・フォックスさんの
コンビで展開されるミュージカルとあって、
始まる前からウキウキワクワク。
華やかでコミカルなエンターテインメントは
やっぱりアメリカがすごい!
シャーロットさん演じるロキシーが
操り人形のようになって
マスコミの注目を集めるシーンや、
口八丁のイカサマ弁護士ビリーが
その能力を存分に発揮する法廷のシーンなど、
躍動感があって、「自分が今この目で見ている!」と
思うだけでちょっと感動モノでした。
もっとも、私が一番好きなシーンは、
6人の女囚人たちが繰り広げる「監獄タンゴ」。
キーワードのつぶやきから始まり、
それぞれ牢獄につながれた理由を披露していきます。
その過程でキーワードの意味がわかってくるのですが、
要するにみんな人殺し。
でも、彼女たちはムチャクチャな理屈で無罪を主張。
そして口を揃えてこう言うのです。
「その場にいたらあなただって同じことをしたはずよ!」
女ってこわい!
こわすぎる!!
でもなぜかこのシーンが一番、
心が躍ってしまう!
道徳心のカケラもない女囚人たちに
親近感さえ覚えてしまう・・・
なぜだ!?!?!?
えー、ご覧になったことのない方すみません。
テンション高いまま書いてしまいました。
シャーロットさん、お人形さんみたいで
かわいかったです。